地元では吹奏楽コンクール・・さらにあっついし。
県大会直前の時期をむかえ、中高生に顧問は、必死に汗だくの日々が続いている。甲子園の代表も決まり、前任校が出場権獲得で、少しうれしいこと。まだ生徒たちの顔が浮かぶ。
吹奏楽コンクールも甲子園もアマチュアの祭典としてのにぎわいを持っている気がするけれど、野球の場合は、「プロになりたい」と目標を持つ部員が多いと感じる。吹奏楽の場合は、「プロ演奏家になりたい」と語る部員はとても少ないと思う。
野球は十数名でベンチ入りをするけれど、吹奏楽は30名、55名、75名?イベントによってはそれ以上のチームでエントリーする。レギュラーメンバーになる人数がこれだけ違う。楽器編成があるので、野球のチーム編成で考えると担当楽器によってはポジション取りのように少数の部員がしのぎをけずる面もあるけれど、学校という規模で考えると二クラスくらい、またはそれ以上での取り組みになるイベントであり、部活動だ。
このことを、管理職はきっちりととらえて、考え、行動してほしい。指導や運営の仕方、環境づくりは顧問任せ・・・これでは、顧問の負担が大きすぎる。
音楽は素人だからよくわからない、とか音楽の事はわからない、とかで、その先に進まない学校は多い。野球は応援しに行くくせに吹奏楽コンクールには足を運んだことのない管理職は管理職を失格しているのではないか?
ピアノを習いたい、弾けるようになりたいと、子供が言い出したら、保護者は楽器を買う事を想像し、ピアノの先生をさがす。
管楽器をやりたいと、子供が言い出したら、中学校にはいったら部活でできる、となる。
けれど学校にはピアノ教室にピアノの先生が存在するように、部活には、管楽器の専門家が顧問をやっていることは、めったにないのだから。
代表になるような力を持つ吹奏楽部には、プロの演奏家がパートのコーチで入っている。お金もかかっているけれど、顧問の采配でなんとかきわどく、成り立っている。
そのことを理解している管理職は、ほんの一握りの人たちである。